未来を拓く高圧力科学技術セミナー
未来を拓く高圧力科学技術セミナーシリーズ(48)
「高圧力を用いた超伝導体の合成と計測技術」
趣旨
超伝導現象は1911年の発見以来、理論物理、新物質探索が熱狂的に行われてきました。さらに1986年に発見されたCuO系超伝導体の圧力効果の研究により、液体窒素温度以上で超伝導化するYBCOの発見へ至り、いわゆる高温超伝導フィーバーが引き起こされました。2015年に超高圧下における硫化水素が203 Kで超伝導となることが発見され、久々のTc更新となり、再び物性物理分野で大フィーバーとなりました。このような状況では後に誤情報であることが判明した研究例もありましたが、注目度の高い研究分野であることは間違いありません。 日本国内における高圧力下における超伝導研究は歴史が古く、現在でも世界トップクラスの低温高圧測定技術、高圧合成、新物質理論予測などの研究が展開されております。本セミナーでは、このような超伝導研究に関わる研究者から各研究分野の現状と高圧研究の魅力を紹介して頂きます。高圧力を利用した研究にまだなじみがない学生、研究者、企業の方々に対しましても、有益な情報を提供できるものと考えております。 多数の皆様のご参加をお待ち申し上げます。
※開催されたセミナー動画を下記にてご覧いただけます。
日時
2024年8月21日(水)10:00~14:35
会場
Zoomによるオンライン開催(1000名先着)
参加費
無料
動画を視聴いただけます。 講演タイトルをクリックしてください。
プログラム
| 10:00~10:05 | 開会の辞 |
|---|---|
| 10:05~10:35 | 100万気圧を超える圧力下の超伝導体探索 清水 克哉(大阪大学 大学院基礎工学研究科附属極限科学センター) |
| 10:35~11:05 | 電極導入型DACの開発と層状ニッケル酸化物超伝導体の物性評価 高野 義彦(物質・材料研究機構 ナノアーキテクトニクス材料研究センター) |
| 11:05~11:35 | 精密な高圧力制御と物性計測で拓く圧力誘起超伝導 松林 和幸(電気通信大学 大学院情報理工学研究科) |
| 11:35~13:00 | 休憩 |
| 13:00~13:30 | ハイエントロピー超伝導体における高圧下でのTcピンニング現象 水口 佳一(東京都立大学 大学院理学研究科) |
| 13:30~14:00 | 高圧合成手法を用いた超伝導材料開発 川島 健司(イムラ・ジャパン株式会社) |
| 14:00~14:30 | 高圧合成を利用したバルクコンビナトリアル法による新超伝導物質探索 伊豫 彰(産業技術総合研究所 電子光基礎技術研究部門) |
| 14:30~14:35 | 閉会の辞 |
世話人
産業技術総合研究所 藤久 裕司
大阪大学 尾崎 典雅

